#1271 最後の夏を迎えるにあたり。

　いよいよその最後の夏が始まったのはご存知の通りです。

 

　そして、選手たちがいろんな思いをもって臨む初戦を終えました。

 

　この大会の開会式前に思ったことをFBにアップしましたが、基本備忘録を含め多くのことをブログで保存してますんで、コピペでこちらにも保存しときます。

 

　以下。

 

 

 

 

　いよいよ明日は全国高校野球選手権、長野大会の開会式です。

　練習量の多少、あるいは部員数の多少はありますが、同じ夢をもって取り組んできたであろう高校球児たちが、今まで打ち込んできた野球で得たすべてを出し切る集大成の時を迎えようとしています。

　部員数100名を数える長商野球部は、昨日10日の最終選手登録締め切りギリギリまで、選手たちにベンチ入り選手を伝えられなかったようです。

　実際、先日の引退試合で登板した選手も、昨日の最終発表で帰り咲いた選手がいます。

　裕貴はどうにか、背番号9を頂きました。もっとも最近の練習試合では1年生の選手がライトに先発していますので、おそらく監督はその選手に経験を積ませることを優先するでしょうし、自分としてもチームの今後を考えればそうであるべきだと思います。

　しかし正直、嬉しいです。
　とても嬉しいです。

　帰り咲いた選手は、裕貴と同じ大町リトルで、小3のマイナー時代から同じ汗を流してきた選手。

　彼は文字通り白球を真っ直ぐに見つめ、打てないときには涙を流して練習に励んできたその姿を、小さい頃からずっと見てきました。

　冬に怪我をしてA隊から外れたままなかなか復帰できませんでしたが、最後の最後に掴んだその背番号は、自分への何よりも大きなチカラとなるとともに、今まで支えて来た父母への最高の感謝のカタチとなったことは間違いありません。
　本当によかった。 　

　と同時に、最終選考でベンチ入りを逃した選手がいることも事実です。
　彼らには彼らなりに、自分たちが我が子に思うのと同じように流した汗と保護者への感謝があり、しかしその感謝に、ベンチ入りというカタチで応えることができなかった悔しい思いがあるでしょう。

 

 

　それぞれの思いを胸に、全ての選手たちが明日の開会式を迎えます。

　どうか、全ての選手たちが晴れやかな気持ちでその時を迎え、

　すべての選手たちがそんな気持ちでその時を迎えられるような、

　素晴らしい空が彼らを迎えてくれますように。

 

　明日を特別な気持ちで迎える総ての方々が、

 

　明日晴れやかでありますように。