#1556 利益追求により、悲しみは繰り返される。

　さて、あまりにもﾃﾞｷが良かったため皆の前でお手本を示した白石のｶﾞﾝｶﾞってる様子はタイトルバックで十二分にお伝え出来たかと思いますが( *´艸`)　本日は長商野球部、三気寮での食事合宿でした。ｦﾚら3班がお当番さんでしたが、3班以外の保護者の方々にもたくさん応援いただき、美味しい白湯鶏鍋で選手たちも必要な栄養をﾀﾌﾟｰﾘと補強出来たのではないか、と思います♪　皆様、ありがとうございましたm(_ _)m

　ほしゃ標題。

　あの痛ましい事故から1週間以上が経ちました。事故原因の究明が進む中、この業界がもつ構造上の問題もこういった事故が起こるたびに取り沙汰されるものの、いつまでたっても改善されないのはもはや政治が国民を守る機能を有していないのではないか。そう思えてなりません。

　そんな事を感じるこの頃ではありますが、先日関東方面への出張の折、初日の20日は時間的余裕もあったので、上信越道を佐久ICで降り、軽井沢から碓氷バイパスを通過してむかうルートを選択し、行きしなに事故現場にて献花をさせていただきました。
　犠牲となり死亡した乗客は全員が大学生。我が子と同じ世代の若者が、突如命を奪われてしまったことに大きなショックを受け、また我が子を突如失った遺族の方々の気持ちを思うと、とても他人事とは思えず、雪降りしきる中でしたが、献花のため現場を訪れる方々のために歩道を除雪してくださる作業員の方の横を通して頂き、犠牲となった若者たちの冥福をお祈りさせていただきました。

　事故の直接原因が車両本体にあったのか、あるいは運転手の方の技量に問題があったのかはこれからの捜査によって明らかにされていくことでしょうが、しかし政府による「規制緩和」という安売り路線の扇動によって、バス会社やそこに仕事を依頼するツアー企画会社の行き過ぎた競争激化により、利用者の安全が蔑ろにされている現状は、幾度事故を重ねても抜本的改革がなされないままであり、直接ではないにしてもこのような事故の原因に強く関与する状況を作り上げていることは明らかです。

　失った命の尊さはなにものにも代えがたい。しかし、もし失われた命に意義を求めるとするならば、次にもこういった悲しい事故が繰り返されることの無いよう、良い社会を作っていく必要があり、責任があるのではないでしょうか。
　どうか安らかに。合掌。