#1676 永年にわたりありがとうございました（半世紀余）

ほしゃ気分がｲｲので次ｲｸかｲｸぞ。

　我が家にずっとあり（姪のために一時期出向していましたが）、居間の物置き台としてずっと片隅にあり続けたアップライトピアノ。
　姉（since1963）の誕生と共に我が家にやって来た河合楽器のピアノがとうとう女房に三下り半を突きつけられたため、貰われていくことが決まりお別れの日は2016年のクリスマスイブと決まりました。
　最後の旋律を奏でるピアノですが、所々に傷みが来てるので、まともな音階にはなりません（ってか、関係ないくらいの弾き方しかできません@三姉妹。

とうとう業者さんがやってきました。

まずは内部の傷み具合を確認。

そして高音から低音に向けて鍵盤を指がすべるように動き、

引き取って頂けることに。
　取りに来たトラックへは合板を敷いただけの簡単な桟橋で。

どっこらしょ、で片側を挙げ、

キャスター付きのコロに載せて桟橋に導くと、

巧いもんです。

ラッシングで固定され、

引き取られていくのを、母と見送りました。

ピアノは、小さい頃からあって当たり前でした。いつも父が透析を行っていた北の部屋の片隅にあって、姉たちはもちろんですが、時には父もこのピアノを奏でながら、歌を唄ったりしていました。
　そんな姿を思い出しながら、娘がいながらもそのピアノを引き継ぐだけの教育をしてこれなかった不甲斐なさを情けなく、申し訳なく思いながら見送ると、まぁ涙も出てくるわけで。
　父さん、ごめんね。

　そして、50年余にわたり我が家に合ったこのピアノが綺麗に手入れされて生まれ変わり、たくさんかまってくれる素晴らしい家に迎え入れられ、そして愛され続ける事を、切に願います。