#1677 永年にわたりありがとうございました（こちらも約半世紀）

ほしゃ気分が（略

　国道148号線の道路改良ともいうべき松本糸魚川連絡道路の計画の中で、優先的危険地域とされる雨中地区をバイパスするための「雨中・月岡バイパス」が着工され、合わせて道路用地として買収され北雨中へと移転するのにあわせて、我が家の隣のJAおたり店が本日最後の営業日を迎えました。

向うのグレー部分はもともとのJAの敷地、JAの建物ですが、手前側のスーパー部分は母名義の土地を賃貸し、平成8年に大糸木材株式会社が前田建設工業さんとJVを組んで建てさせていただいた建物です。
　もともとはこの場所に大北農協のAコープ店が開店したのが、たしかｦﾚが小学4年生頃ではなかったか？
　敷地が父の所有で、小土山の地滑り災害によって移転を余儀なくされた大糸木材の工場跡地という事もあり、田舎の小谷村でもモータリゼーションの波を受け始めていたこともあり、敷地の多くを駐車場として賃借して頂きました。
　やがて母が営んでいた「レストランK」も、施設と店主の老朽老齢によって取り壊すことになり、合わせて施設の利便性向上を軸に建物の大型化を含めた改築計画が行われて、現在に至りました。
　建物が改築されたのは裕貴が誕生した平成8年。天井、床や壁、あるいは見えないすべての部分に至るまで、現場代理人として施設の建設に関わらせて頂いたそれが、たった20年でその役割を終え、取り壊される事に寂しさを覚え、
「もっと利用すれば良かったなー」なんて感傷に浸りつつ最後の営業日くらい買い物をしよう、とお店に入りました。
　日用品はまだいくらか商品が並んでいますが、

食品関係は惨憺たる状況。

生鮮品に関してはﾅﾆもありません。

すっからかん。

仕方なく店内を回ると、

わが家の娘たちのためだけに（？）安いお菓子が半額で、しかも3個セットで売れ残っていました。

野菜などの通常価格商品も若干だけ買って、合計1,500円ほど。家に帰って、子供たちに分け与え、JA大北おたり店での最後の買い物を終えました。

　闘病生活で高額な医療費用などが必要だった父と、私たち家族の生活を支えてくれたJA大北さん。
　場所が変わる事によりJR南小谷駅から遠くなるなど、村外の方からは利用しにくい状況となりますが、しかし村内の方々にとっては村営バスの停留所も出来るでしょうし、新しい施設をより多く利用するようになってほしいものです。
　永くお世話になりました。ありがとうございました。