#0466 わが子たちのためへの願いも新たに。

2月のエントリーで書いた、私より2つ上の料理屋の店主さんが亡くなりました。享年45歳。早すぎるかな。

肺がんは治らないと聞きますが、今回も例外にはなりませんでした。村の唯一といって良い割烹すし屋でしたので、村民としても非常に残念ですが、しかたありません。御冥福をお祈りします。
この店主の方はヘヴィではありませんでしたが、おそらく高校生のときから発病する半年前まで喫煙していました。肺がんという病気になるということは何か原因があるのでしょうが（特に肺がんの発症率に関して言えばここで私が述べる必要はないでしょう）、この店主さんのお父さんは私のように直接付き合いもしなければ顔も知らない人間でさえ聞いたことがあるくらいの”超”ヘヴィスモーカーで、小さい頃からそんな環境のなかで過ごしてきていれば、自身の喫煙によるもに加えて、幼少の頃からの受動喫煙による被害とも乗じて考えられるでしょう。
自分が吸いたくなったとき、それが法律に触れない年齢であり自分で善悪の判断がつけられるのであれば仕方ない事。
しかし、自分の子供に対してわざわざ発病リスクを高める必要はないでしょう。最後は、我が子は我が手で守らなければならない。

裕貴の通うシニアでの野球で、その周辺環境は相当改善されてきました。私を含め、そういった願いを持つ親の思いにのみならず、喫煙をされる保護者が激減したことがその原因です。もはや現状、私が子供達を護るべき行動をとらなければならない保護者はほぼ1人のみとなりました（たぶん）。
ここはやはり、「保護者」という対等の立場の中で相手に理解を頂き、私にしてみれば極僅かな我慢をしていただくお願いをもう一度しようと思います。ただ、相手にとってそれが「僅かな我慢」であるかどうか。それが問題です。
意識の問題だと思うんですが。

人の心を動かす事は難しいですね。
何が主体であるのか。
何のためにそこにいる必要があり、
そしてその場所でその時間を過ごさなければならないのか。

もうとっくに諦めたつもりでいても、こうして身近な出来事がそんな思いを直し、また動いていくための気持ちを揺らします。