#0478 新旧交代、そして残るものは。

思い返せば平成9年。裕貴が生まれてまだ数ヶ月というときにそのタイミングはやって来ました。
忘れもしない4月1日よりそれまでの消費税率が3％から5％に増税となるそのタイミング。大きな買い物はたった2％の増税でも結構な額に跳ね上がりますので、多くの国民や企業がその影響を受けてドタバタと施設や設備の更新など、大きな買い物をしたはずでです。
我が家もそう。今でも良いお付き合いをしてくださっている（ﾖｲｼｮ）甲信マツダ大町営業所の腐れ縁KO池さんから、子供誕生でも軽しかなかった車事情を改善すべく営業を受け、MPVなる8人乗りの車に更新しました。その後子どもが二人になったにもかかわらずなぜか8人乗り→2+（0.5×2）人乗りのRX-7に変更してキャパシティを下げてますが（笑）
さて、我社においてはやはりその増税の影響を受け、各トラック販売会社の営業が、
「増税前がお得ですよ」と持ちかけてきていて、
「そんじゃいっそ乗り換えるか♪」と決断したのが年明け1月。それからトラックのカタログをにらみながら仕様を決定して、3月末までに登録できると言ってきたのが現在使っている日野自動車だけでした。
この時でもかなりの出費でしたが、おかげでそれまでは10年で更新せざるを得ない状況を繰り返してきた4トンクレーントラックも、満13年を超えた今まで使うことができました。
が、暑かった今年の夏が堪えたのか、各電装系を始め機械系でもトラブル続出で、なぜかこんな年に限ってまたトラックを使う場面が多かったことも重なり、乗っていて非常に不安になることが多く、しかも4トンベースのために積載量が取れず過積載→即減点と、稼業としていく上で問題が大きくなったため、補助金制度に乗っかるにも遅すぎたタイミングでしたが、車両更新を決意しました。

新車両。6トンベースですが、ボディを頑丈にして架装を上乗せしたため、積載量が思ったより取れず。結果また過積載で捕まるかもしれません（ｱｾ）。
この、大きな台風が接近してきている素晴らしい日和を選んで（意味不）納車してくださった日野自動車松本支店T原さん、ありがとうございました　(#｀皿´)凸
木材、製材業を取り巻くこの厳しい現状の中で、43歳目前の私が15年後に次のトラックを購入するような時が迎えられるかどうか、今はなんとも言えません。あと5年後には社会に出ているであろう裕貴が、私のあとを継いでこの事業を継続していけるのかどうかも、私には予想できません。そうであったとしても私の思いで車両を選び、架装を加えて納車していただく機会はおそらく今回が最後であろうかと。
良い車を作っていただきました。大切に付き合っていきたいと、心から思います。
引き換えに出来た借金もしっかりと返していきたいとも、心から思っています。