2011年2月14日
#0656 見送りながら
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22:10
昨日はたいした事無かったのに、それまでの疲れが溜まっていたのでどうにも眠くて寝ちまったぃ┐(´д`)┌ 歳とったなマヂで。まぁ今日のエントリー2本目がこの時間なのは、ネット接続が不調だったため( ;∀;)
さて。大荒れ予報に反して、中日まで良好な天気に恵まれたここ小谷村でしたが、一昨日の夜から昨日の朝までは結構な雪降りでした(といっても積雪20センチでしたが)。
朝起きると、それでも多少除雪をしないと緩んだらたちが悪そうな雪でしたので、野球に出かける裕貴のお弁当と朝食を女房にお願いして、車庫の前と家の前の除雪をしました。
時間にして40分ほどか、除雪を終えて家の玄関を入ろうと時計を見ると、間もなく裕貴が向かうべき大町方面への電車が家の前を通過する時間。足元を見ると、足早に駅に向かう裕貴の足跡だけが残っていました。
雪が降りしきる中で駅のほうを見ると、ちょうど駅のすぐ南にある踏み切りの警報機が鳴っています。
久しぶりに外で見送るか。
降雪で糸魚川方面からの列車が遅れたのか、出発時間よりも多少遅れて、裕貴の乗った電車がホームを滑り出し踏み切りを通過して、雪煙を上げながら我が家の前に差し掛かると、電車で大町に通うようになった最初の頃に女房が裕貴と廣やんに
「万が一のときに多少でも危険が少ないように、2両目に乗るんだよ」
と言い聞かせたように、2両目のこちら側の席に座って立っている私に気付き、手を上げて合図する裕貴が見えました。
小学3年の冬から、こうして両親とも送っていけない冬の間は電車で通うようになり、早いもので6年目。リトルマイナー、リトル、そしてリトルシニアへと昇格しながら本人も私たち家族も楽しませて頂いてきた野球も、いよいよ最後の夏を臨む前に基本の練習を積み重ねる、その冬ももう半分が過ぎました。
手を上げて合図を送る裕貴に応え、左手を半分だけ持ち上げてこちらも気づいた合図を送ると、何故かまだ手を上げ続ける裕貴に、今までの思いと今の思い、そしてこれからの願いが重なって、スキー場に向かう車列が続く国道端の歩道に立ったまま、声を上げて泣きました。
弱い父親で申し訳なくもありますが、溢れてくる感情をコントロールすることもできず、でも抑えるつもりもなくただ泣きました。
家業とはいえ企業による経営ですので本来ならしっかりとした人事を組んで、この冬を仲間と共に立てる目標に近づけるために裕貴を練習に行かせてやりたいところですが、残念ながらこの状況の中では裕貴も廣も戦力として使わずにはいられません。
それでも、やりたい野球に近づくために土曜日の午前は陸上部の練習を消化してから仕事も文句無くこなし、日曜日は電車に乗って大町に向かう。
あと半分となった冬。もう少しの冬を、仕方なくもポジティブに捉えて自分のステップをあげて行って欲しいと、願っています。
さて。大荒れ予報に反して、中日まで良好な天気に恵まれたここ小谷村でしたが、一昨日の夜から昨日の朝までは結構な雪降りでした(といっても積雪20センチでしたが)。
朝起きると、それでも多少除雪をしないと緩んだらたちが悪そうな雪でしたので、野球に出かける裕貴のお弁当と朝食を女房にお願いして、車庫の前と家の前の除雪をしました。
時間にして40分ほどか、除雪を終えて家の玄関を入ろうと時計を見ると、間もなく裕貴が向かうべき大町方面への電車が家の前を通過する時間。足元を見ると、足早に駅に向かう裕貴の足跡だけが残っていました。
雪が降りしきる中で駅のほうを見ると、ちょうど駅のすぐ南にある踏み切りの警報機が鳴っています。
久しぶりに外で見送るか。
降雪で糸魚川方面からの列車が遅れたのか、出発時間よりも多少遅れて、裕貴の乗った電車がホームを滑り出し踏み切りを通過して、雪煙を上げながら我が家の前に差し掛かると、電車で大町に通うようになった最初の頃に女房が裕貴と廣やんに
「万が一のときに多少でも危険が少ないように、2両目に乗るんだよ」
と言い聞かせたように、2両目のこちら側の席に座って立っている私に気付き、手を上げて合図する裕貴が見えました。
小学3年の冬から、こうして両親とも送っていけない冬の間は電車で通うようになり、早いもので6年目。リトルマイナー、リトル、そしてリトルシニアへと昇格しながら本人も私たち家族も楽しませて頂いてきた野球も、いよいよ最後の夏を臨む前に基本の練習を積み重ねる、その冬ももう半分が過ぎました。
手を上げて合図を送る裕貴に応え、左手を半分だけ持ち上げてこちらも気づいた合図を送ると、何故かまだ手を上げ続ける裕貴に、今までの思いと今の思い、そしてこれからの願いが重なって、スキー場に向かう車列が続く国道端の歩道に立ったまま、声を上げて泣きました。
弱い父親で申し訳なくもありますが、溢れてくる感情をコントロールすることもできず、でも抑えるつもりもなくただ泣きました。
家業とはいえ企業による経営ですので本来ならしっかりとした人事を組んで、この冬を仲間と共に立てる目標に近づけるために裕貴を練習に行かせてやりたいところですが、残念ながらこの状況の中では裕貴も廣も戦力として使わずにはいられません。
それでも、やりたい野球に近づくために土曜日の午前は陸上部の練習を消化してから仕事も文句無くこなし、日曜日は電車に乗って大町に向かう。
あと半分となった冬。もう少しの冬を、仕方なくもポジティブに捉えて自分のステップをあげて行って欲しいと、願っています。
Written by
Morito D-David Nishizawa
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