大町から大型バス数台で駆けつけた大応援団にそこで待っていたものは、あの昨年OMCシニアが林和男杯で体験したような、終盤のアドバンテージから流れを失い予想もしないようなビッグイニングを与えてしまうという流れの怖さ。
終盤に流れの歯車はどこかで噛み違い、勝利の女神は諏訪双葉のほうに微笑んでしまいました。
前回もシートノックが終わっての整列前、選手達が気持ちをひとつにするこの儀式をやはり相手チーム側のベンチ後ろから見守りました。オッ!良く見りゃプロ中のプロ、磯貝写真展のオヤッサンが至近距離で写真撮ってら(笑)
羨ましいと思いつつもまぁヲレは距離を置いてのスタイルだから♪ と反対から狙っていくことに。
さて、試合開始少し前、女房はどこにいるんだろう?と女房大好きなヲレとしては一応写真に収めるべく大町側スタンドをファインダーで覗いていると、観た事あるヒトがガッツリ昼飯に食いついてる!
笑えますんで止めてください( *´艸`) 隣りにゃ丸山さん。あんたも好きねぇ~(¬_,¬)
んで、諏訪双葉高校との試合がいよいよ始まりました。が、ちょっと最初から硬い感じはありまして、カラダは良く動いているんですが気持ちがノッてないというか、合ってないというか。
こうしたちょっとしたプレーにも、すこし波長が合っていない感じがしました。攻撃も然り。どうも空回ってるのかなぁ~、と思いつつファインダーを覗いていました。
ふと大町側スタンドを見ると、球場に入る前ばったりあった滝沢父母と上田西での2年半を終えた将人の兄、凌馬がいた席にさっきまで駐車場係りをしていた拓が(笑) 話は尽きないだろうな♪
ライトへの飛球もやはり多くて、そこも良く守ってました。
試合も中盤になると、女房にとっては一番大きな本日のイベント、裕貴との御対面がありまして(笑)。宮田母と一緒にいたので、2人で再会を喜んだようです(泣)
コレ観てもでっかくなったな。頭んなかも成長すれば良いのに(不毛な願い( ;∀;)
試合のほうはあまり良い展開にもならず、ケントがナイバッチでヒット、
その後すこし打線が繋がるも、
決定的なスクイズ失敗でチャンスの芽を摘まれたり、逆にピンチを迎えて、
相手に先制点を許してしまいました。消極的ではなかったものの、どうも歯車がかみ合っていない感じが否めないまま5回終了でグラウンド整備。
今回は1年生が球場外、2年生が球場内の担当だったようで、こんなときでもないと2年生の顔も名前もわかりません(冷汗)
それでも7回裏、急に打線が爆発してチャンスがチャンスを作り一挙3点!
ここで完全に流れを手にしたかに見えた素晴らしいつながりで終盤へと入りました。
得点を挙げたその次の回、大事なところでキッチリと3社凡退。まずはケント。
ライト前にポテンと思われたシングルヒット性のあたりを果敢に突っ込んでナイスキャッチ!
次の打者も剛が良い守備を見せ、
カバーには行ったピッチャー大西へのトスで2アウト。
3つ目も颯太が凡フライをしっかりキャッチして〆ました。
これで8回裏の攻撃へ。
が、ここでもチャンスが繋がり1アウト満塁。
当然さっきまでの流れからして、追加点が上がるものだろうと簡単に考えていましたが、この後その一本が出ず3者残塁。今考えると、この最大の追加点のチャンスに流れを決められなかったことでその流れを相手方に手放してしまいました。
最終回となる9回表、粘投を見せていた大西が、先頭打者に対して投げた1球目。
「ちょっと簡単に入っちゃったな」と思っていたら案の定、ピッチャー返しで二遊間を破られてまずノーアウトのランナーが出てしまい、
あれよあれよという間に同点、そして勝ち越し、追加点と、一挙7点を献上してしまいました。
途中外野からの中継プレーに入った佑樹が脚をひねったか、一時治療のため退場するシーンもあり、最後までグラウンドに出れないのではないかとヒヤッ年ましたがどうにか復帰。
ツーアウトから最後の打者は抜かれてもおかしくない左中間へのライナーを、ジャンプ一番横っ飛びで佑樹が掴み、最終回の攻撃に望みをつなげました。
初球、2球目とタイミングバッチリながら高さが合わずにファウルボール。追い込まれてからの3球目は、
迷いが出たか、しかしストライクゾーンへのボールにバットは触れる事無く空振りの三振でした。
ツーアウトからの颯太。初戦は当たりまくりで大活躍もこの日はなかなか当たりが出ませんでした。
この緊張の中で、ここで何を言ってやったらよいのかわかりませんでしたが、マイナーから続けてきた野球の集大成となるこの打席、精一杯楽しんで欲しくて、その通り大声で声を掛けました。
「颯太!ここが一番楽しいところ!! 楽しんで楽しんで!!!」
バッターボックスの颯太にこの声が届いていたのか。あるいはこの願いの通りにこの打席を楽しめたかどうか、私にはわかりませんが、2球ストライクを見逃し、1つボールを挟んでの4球目に颯太が振ったバットにはじき返されたボールはショートのグラブで捌かれ、1塁へのヘッドスライディングも届かず大町高校3年生の夏は終わってしまいました。
裕貴が野球を始めた小学3年の6月、彼らはマイナー上級学年としてチームを引っ張っていました。入団して間もなくの武蔵府中、京都北を迎えて宮本公民館でのリトル・マイナー合同夏季合宿。何もかも初めてでオドオドするばかりの裕貴と廣やんに練習以外でもいろいろと教えてくれたりと、面倒見の良い学年でした。
そんな彼らがシニアでは夏季大会3回戦で破れ、その後そのメンバーが揃って大町高校へと進学。硬式野球に慣れたメンバー同士、1年目の秋から期待通りの活躍をここまで見せてくれました。
自分達が精一杯、思う存分野球ができる環境とはこれで一旦離れ、ここからは自分達が社会の中でどのような役割を担っていくのかを決めていかなければなりません。
が、ここまで一筋に打ち込んできたその姿を見て、ここから先の人生でも心から打ち込めるものを見つけ出し、楽しんでくれる事を願っています!
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