雨天によりグラウンドコンディションの回復が心配されましたが、
当初の予定が雨天延期となり、例年行われてきたメンバー外3年生たちによる引退試合は、今年は今日まで出来なかった。
その日がいつか来てほしいと願いつつも、しかし今年の天候はその願いを受け入れてはくれずに、ここまで来てしまった。
でも昨日の第1試合。試合開始の整列に向かって駆け出したのは、3年間苦楽の刻を共に過ごした、3年生全員だった。
整備を終えたグラウンド。
ゲーム前にアップもしていない様子から、ゲームでグラウンドに立つのは無いだろう事は予想がついたけど、でもグラウンドでプレーするメンバーたちのすべてに目を配り、その時その時の声援や、時には厳しい声をかけ続けて選手たちを鼓舞する姿は、まさに一致団結して高みを目指すチームを引っ張る、最高学年としての責任ある姿そのものだった。
ゲームを通して気付いたこと。得たもの。
君たちのチームには、これらがあった。
ゲームを通して失ったもの、目を瞑ったこと。
これらはけっして無かった。
「全ては初戦から」
まずは選手たち全員がそれぞれの立場、それぞれの場所で、その時出来る総てを出し切って乗り越えていこう。
乗り越えた先に見える遙かなる高みに、また総力をもって挑んでいこう。
「甲子園に連れていってほしい」なんて言うつもりはないんだ。君たちが全力で臨むように、自分もスタンドから全力で臨み共に戦い、そして超えていくんだ。
31人の仲良し3年生。みんなのチカラが、今を超えるための大きなチカラになるんだ。
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