2年と4ヶ月の間、日々強くなるためにすべてを受け入れ、努力を重ね、結果が出ずともひたむきにがんばり続けた君たち3年生。
冬を乗り越え迎えた最後の春。2年連続の春季北信地区優勝と春季県大会ベスト8によるシードを勝ち取って、この夏に乗り込んだ。
しかし気持ちのスイッチを入れ、破らねばならない扉をこじ開けながら、一戦一戦強くなっていくであろうはずだった君たち。
短すぎた夏。
支えてくださった多くの皆様、家族、そして指導者に、勝利という恩返しをすることが叶わなかった、君たちの夏。
試合後の挨拶でも、これまでと同じように
「自分たち3年生に力が足りなかった」
と、君たちは自分を責めた。
でも、乗り越えてきた今までの道のりには幾分違わぬ感謝の思いが溢れ出ていることを、皆が見ていた。
君たちの溢れんばかりのその感謝の思いに添える言葉は今見つからないけれど、でも君たちのその思いを一縷たりとも漏らす事なくくみ取って、新しチームが動き出す。
だけど今、そんな声を聞いて、自分の気持ちの甘さだけが浮き彫りになる。
昨年のチームと、そこにいた我が長男たち学年を夢の舞台のあと一歩まで押し上げてくれた君たちのチカラに感謝し、なお1年下で迷惑を掛けていたであろう次男たち学年を引っ張りながらも、自分たちの夢舞台に惜しみない努力を続ける君たち3年生を、どんな厳しい状況の中でも自分に出来る応援をするつもりだった。
もちろんそうしてきたつもりでもあるんだけど、けど昨夏の決勝で負けた後で感じた虚脱感。そしてその後決意した自分への課題。
結局、その課題は自分への甘えの中で、とうとう果たせなかった。
君たち3年生に「申し訳ない」と思う気持ちを強く持ちながら、しかしここからが勝負。これまで以上に肉体的に追い込む試練は無いけれど、しかし君たちがここから始める次なる試合では、あらゆる予想外の展開が待っているんだ。
これまで多くの方々に支えて頂きながら、こうして共に支えあい歩んできた道のりで学んだすべてを、これからの人生の糧とし、活かしながら、素晴らしいゲームを続けていけることを心より願います。
多くの長商ファンの皆様。いつもと変わらぬご支援、そしてご声援を賜れました事に心より深く感謝いたします。
皆様の期待に応えられなかった結果は、確かにあろうかと思います。
が、しかし。
選手たちは持てる力を総て出し切り、今回の敗戦という結果をしっかりと受けとめ、それぞれに次へとむかってまいります。
聖地の土を踏む。
大きな後押しを受けながら、選手たちはまた努力の日々を迎えます。今までどおり、時に厳しく、そして熱い思いで、今後ともご支援とご声援を我が長商へ賜れますことをお願いいたします。
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