先日の対穂高リーグ戦。良いリズムで攻撃を続ける我がOMCでしたが、中盤穂高リーグの攻撃中にうちの倉科監督が塁審に対して激しく抗議する場面がありました。
当然皆さん見ていたわけでして、今更そのときの流れを説明するまでも有りませんが、写真を撮っていましたので載せてみます。
ライト線への長打コース、雄作がネット際で打球を取ってセカンド裕太郎に中継、そのボールを振り向きざまランナーが2塁を回っているのを見て、すぐさま将吾へと送球しかもナイスボール。
野球はプレーしている選手達や審判がいるグラウンド、それを見守るバックネット裏の理事、審判、そして指導者がいるベンチ、一番遠くに私たち保護者がいるスタンドがあります。そして、グラウンドの中で起こっているその一部始終をそれら全ての立場の人たちが見ているわけで、しかしそれぞれがそれぞれの立場でグラウンド内で起こっていることを見ると、それぞれ違う見方が出てしまうのは仕方ないことだと思います。
憶測が憶測を呼ぶように、悪い話は輪をかけて悪くなっていくこともあるでしょう。そしてそれが子供達を巻き込んで大きくなってしまうことほど、悲しいことはありません。
正確に、何が起こって、どのような協議の結果、そんな結論によりそう判断されたのか。やはり全ての関係する方たちにわかりやすく、誤解のないように説明をする必要が、選手達と一番近い距離で公正な立場から判断するべき審判員にはあるのだと思います。
私はあの場でとっさに、自分だったらどうするのかを考えました。
クロスプレーはやむをえない。結果、将吾は手を傷めたが、競技の流れの中でやむをえない部分もある。
しかし、その行為自体は危険を含んでいたのは間違いなく、スライディングした選手とその指導者に対しては、以後このような危険がないように注意する必要がある。
抗議した大町リーグの監督に対しては、そのような説明の下、危険ではあったがやむをえない部分もある事を伝え、ジャッジに変更はないことを伝える。
そして、放送マイクを使って、すべての人に伝える責任を果たす。
大町リトルリーグリトル審判部長という立場上、私があの場において説明を求める声を上げたことは問題ではないか、と言う指摘もありましたが、私は私の立場だからこそ、公正なる審判の判断を全ての人たちに説明する責任が審判、および審判部にあると考えていました。私はどこの会場においてもいつも大声を上げていますので、何を言っているのか審判部役審の方も解っておられることと思っていますし、私が声を出したことは笠原役審にも伝わっていたことを確信しています。
なぜ、あの場において役審が説明する必要を拒絶されたのかわかりませんが、あの判断は間違っていたと思っています。
この大会で同じような場面に出会いました。
OMCが三田Gに試合に行った際、試合の合間に白馬×穂高の試合をスタンドから見ていました。やはり強敵相手にがんばっていた白馬リーグですが、得点のチャンスにホームにスライディングした白馬ランナーが穂高キャッチャーとクロスプレーになり、キャッチャーのレガースにスパイクの裏が当たりました。判定はアウト、このときはキャッチャーもボールをこぼした訳でもありませんし、タイミングも完全にアウトでしたので問題ありませんでした。ただスパイクの裏がレガースに当たったことが少し引っかかっていましたが、すぐにバックネット裏から宮澤役審が主審に駆け寄り、「危険行為として注意してください」と、指導者に対して注意するよう主審に促していました。当然主審はそのまま白馬リーグ監督に注意していました。
あの時この前例のように、主審がこの行為を危険行為として注意するように促していれば、協議の説明をする必要が発生するほど、抗議がもめる事はなかったのではないかと思いますが、ああなった以上はやはり説明しなければ。
その場を共有する全ての人たちに対して説明することは、ソコでプレーする全ての選手達に必要な説明だと思います。
少年野球を楽しんでいる全ての選手達が、素晴らしい野球人として成長していくことを願ってやまないのです。
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