毎回お世話になる(株)白馬館の白馬山荘の皆様、同宿頂いた多くの登山客の皆様、登山道でお行き合いして心配やら激励やら下さった皆様、本当に有難うございました。
みづきも3歳になったばかりの平成19年に初登頂、あれから3年のときを経て、初日の猿倉登山口出発、大雪渓の登坂、岩場の急勾配や先日も落石による死亡事故のあった葱平を経由して白馬岳山頂まで誰の手助けを得る事もなく終止安定した登山を行い、本日もまた白馬岳を通過後三国境、小蓮華岳、白馬大池から白馬乗鞍岳を経ての栂池自然園までの下山を、時折危険な場所などで兄達から手を引かれながらもやはり全ての経路で自分の足で歩き、2日間完歩して今年の登山の行程を終了しました。
ヒナマナは3年前のみづきのときよりも誕生月では3歳11ヶ月と優位に立ちながらも、やはり双子のせいか身長の伸びもなく、甘えあう仲間がいる気軽さも手伝って終わってみればやはり3歳0ヶ月のみづきを超える事はできませんでしたが、それでも初日は大雪渓中間部から葱平上部までを裕貴と私の背で楽をしたほかは自分で歩きました。
2日目は良くがんばり、2人とも白馬大池まで自力で歩いて昼食の後、白馬乗鞍岳に向かう途中からやはり裕貴と私の背で天狗原まで眠りましたが、結局人の手を借りたのはそこだけで、そのうち後半の半分はどうせ背負わなければならない大岩超えのルートである事を考えれば、私が思っていた以上の頑張りでした。
裕貴、廣ともにやはり一昨年の不帰ルートで安全な登山についての基本的な技術や考え方を私なりに教え、また私もそこで経験した事を今回の登山に生かすことが出来たおかげで、身体の成長以上に大きく成長している事を実感できました。
裕貴はヒナ、あるいはマナを背負って歩く今日のルートでも、登山靴よりも岩場でのグリップが遥かに落ちる運動靴で、その責務を最大に果たしてくれました。「きょうのあんちゃん、かっこいいしやさしい」と言ったみづきの言葉にはおだてはないでしょう。
廣も、兄に代わって荷物を背負いながら、すこしペースが合わずに私と女房に距離が開いてしまった場合など、常にどちらかの場所からその相手側の場所を気にしながら声を掛け、居場所を確認してくれるなど、求めていた役割は十二分に果たしてくれました。
今年がおそらく、家族7人で登山が出来る最初にして最後かもしれないチャンスと睨み、全員行動の中から家族の絆を深めたかった私の願いが、一体どれくらい果たすことができたのかを確かめることは今は出来ませんが、将来、きっとこの家族での登山が彼らの意識の中に残り続け、大きな問題に直面したときにその解決の糸口を見出せるきっかけを与えてくれる事を、親バカながら願っています。
裕貴、廣、瑞姫、穂姫、愛姫。父のわがままに近い願いをかなえてくれて、本当に有難う。なによりいままで山になんて興味も示した事がなかった理千子、初めてに近い登山でこの経験をさせてしまった事を後悔させなかったその努力に、心から感謝しているよ。
すげ~わ。頭下がります。
返信削除ウチは塩の道でさえ一家6人揃わん、と思ってます。
子供達はともかく…約1名引きまくるだろうな(爆)。
しっかし下界は暑いですネェ~、雲上は一桁でしたので、下山して栂池ゴンドラを降りたら溶け出しそうでした(泣)
返信削除さて、詳細日記を書かないと(笑)