「ご来光はダメかなぁ?」という気持ちも、僅か15分後には飛び去りました。何となく再び見た窓の外は、遠く雲海の果てに剱。今日の朝も顔を出してくれました。
ご来光を見ようと、4時40分過ぎに皆を起こして山荘の東側の稜線へ。と、廣やんは山頂でのご来光を拝むため、カメラをもって歩いていきました。
が、山頂でも結局ご来光は雲海に阻まれ、結局見えたのは西方向へと伸びる雲の陰だけでした。残念。
朝食は夕食に比べると当然カロリーが落ちてますが、それでも廣やん以上はガッツリと食いつき、ヒナマナみづきはそこそこ食べていよいよ出発です。
ちなみに朝食は時間制限はなく、結構時間を掛けて食べさせてたせいで、出発時間が遅れました orz........
さて出発ですが、ここで何を思ったのか我が廣やん。
故障がないことを確認後頭イパーツゴッキンコで、ビデオをザックにしまわせて再出発。
山頂では外人さんとアイコンタクトを取って(笑)、
1つ目は三国境、小蓮華岳を経由して栂池自然園へと降りる、歩行距離が一番長い実際の下山コース。
2つ目は登った大雪渓を下る、最短のコース。
3つ目は杓子岳、白馬鑓ヶ岳を経由して鑓温泉にもう1泊する、3年前のみづきが歩いた道をたどるコース。
が、3つ目の白馬鑓温泉でもう1泊コースは、女房の脚が思わしくないので前日中に却下。
2つ目の大雪渓への戻りは、初日の登り、私達が大雪渓を通過してお花畑に近い場所を登っていた11時過ぎ、ガスる大雪渓方面にヘリの音が盛んに聞こえました。荷揚げのヘリではないようで、何かあったようです。
先月起こった死亡事故も、大雪渓上部の葱平で午前11時頃に発生しました。谷に集まった岩どうしを接着する役目の氷が、気温が高くなるに連れて溶け、岩が落石となって登山道に落ちていくのですが、朝の気温が上がらない時間にこの危険な箇所を通過しなければ、それは大きな賭けに出ることになってしまいます。
2日目の出発が午前7時になってしまったので、ここで大雪渓への下りはなくなり、必然的に栂池自然園へのコースとなりました。
だらだらとした登り、くだりが続きながら緩やかに高度を落とし、中盤白馬大池から天狗原までのダイナミックな岩場が難所ではありますが、それでもこのパーティーで一番安全且つ確実に下山できるルートはこのルートだけでした。
三国境を1時間後に通過して、小蓮華へと向かう道中、マナが抱いて欲しいと泣き出しました。が、騙し騙し歌を唄ったり興味のある話を引き出しながら、何とか手をつないで歩かせます。
雷鳥の親子でした!
で、ヒナをトイレに連れて行っている間に大池のほうに遊びに行ったみづきとマナ。そのうちマナが大泣きする声を聞きまして、何が起こったのかと思ったら、
走ってふざけた瞬間、デコ打ったみたいで(笑)確かに痛そうでしたが、この顔見りゃ笑うしかネェか。
〆は栂池のふもとまでのゴンドラ。こんなものに乗れるとも思っていなかったヒナマナには大好評でした♪
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